1億活躍「工程表」に着手=国民会議、同一賃金も柱に
政府は29日、安倍晋三首相が重要課題と位置付ける「1億総活躍社会」に関する国民会議を首相
官邸で開き、中長期の工程表「ニッポン1億総活躍プラン」の検討に着手した。
「働き方改革」 を柱の一つに据え、雇用形態にかかわらず同じ賃金を確保する「同一労働同一賃金」
の実現も盛り込み、5月に取りまとめる。
席上、首相は「より構造的な問題を取り上げたい」と表明。
働き方改革に加え、子育て・介護の環境整備や、成長と分配の好循環をプランの骨格とする考えを
示した。
男女間や正社員と非正規雇用の賃金格差を是正する同一労働同一賃金は、首相が先の施政方針
演説で打ち出した。
会合で、民間議員からは首相方針に賛同する意見のほか、「『非正規』という言葉を使うのをやめる
べきだ」との声も上がった。
高齢者の雇用に積極的な企業の支援措置や、介護・保育人材の待遇改善も話し合われた。
また、施策の効果を数値化して示すため、内閣府が今後、子育て支援策や介護離職対策の経済効果
を試算し、4月にも公表することを決めた。
国民会議の開催は約2カ月ぶり。
同会議はこれまでに2015年度補正予算と16年度予算案向けに、介護や子育て支援を中心とした
緊急対策をまとめた。(2016/01/29-21:19)
http://www.jiji.com/jc/ci?g=pol&k=2016012900787