松江市 「知らなかった」節水中に放水訓練
毎日新聞 2016年1月27日
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降りしきる雪の中、松江城に放水する自衛消防隊員= 松江市殿町で
2016年1月26日午前9時34分、 長宗拓弥撮影
松江市でも水道管の破裂・凍結被害が相次ぎ、26日昼過ぎまでに計765件に達した。
市は記者会見を開いて市民に節水を呼びかけたが、同じ日、市は文化財防火デーに合わせて国宝・松江城で
放水訓練を実施していた。
放水銃の水源は上水道。
市まちづくり文化財課は「節水の呼びかけを知らなかった。今後はよく確認してから訓練をしたい」と釈明
している。
松江城での放水訓練は毎年恒例の行事で、午前9時すぎから四つの放水銃で約8分間、放水した。
一方、市上下水道局によると、相次ぐ水道管破裂で水漏れが多発したため、全域での給水に支障が出る
恐れが生じ、25日夜から一部地域で給水を減圧。
水の出にくい地域が出ており、市民に節水を呼びかけた。
自宅が断水した同市内の会社員の女性は「訓練は大切だが、市民生活の復旧を最優先してほしい」と
憤慨していた。【長宗拓弥】
http://mainichi.jp/articles/20160127/k00/00m/040/158000c