【アベノミクス】「もうあかん やめます!」掲げ20年超、大阪・西天満の名物靴店が2月、ほんまに閉店 これが美しい国だ! #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/01/25(月) 04:11:39.61 ID:feUXKf1m

 「もうあかん やめます!」。そんな垂れ幕を20年以上掲げて営業を続けてきた大阪市北区西天満の靴店「靴のオットー」が2月20日、本当に閉店する。「大阪一安いとうわさの靴店」などユニークなキャッチコピーとともに約40年間走り続けてきたが、店主の竹部浅夫さん(74)が体調を崩し、店頭に立ち続けることが難しくなった。大阪・西天満交差点の角で、不況の荒波にも負けずしぶとく経営を続けてきた小さな名物店がついに姿を消す。

 竹部さんは兵庫県尼崎市出身。靴小売店で勤務後、昭和52年に独立した。商店街ではなくあえてビジネス街の西天満で同店を開いたのは、他店との差別化を図るためだった。

 床面積30平方メートル足らずの小さな店だが、ドイツの通販会社「オットー」の創業者が靴職人だったことにあやかり、「オットーのような大きな店になりたい」(竹部さん)との願いを込めて店名をつけた。

 開店時から、当時としては珍しいディスカウント方式で店を展開。男性用ビジネスシューズを中心に、卸売業者から売れ残った商品を買い取り、格安で販売した。靴底の厚みで身長が高く見えるシークレットシューズも人気商品になった。1日に100人が訪れることもあった。

 しかし、バブル経済がはじけると、客足は激減。「もうあかん。どないしようと、不安でいっぱいになった」(竹部さん)。そんな中、ふと「ありのままの思いを、垂れ幕にしてみたら」と思いついたのは、平成5年ごろのことだ。

 早速、市内の看板業者に「もうあかん やめます!」と大書きした垂れ幕を約3万円で発注。店のひさしのテントの上に掲げると、たちまち通行人の目に留まった。

 「暗い世の中だったにもかかわらず、子供も大人も、看板を見て指さしながら笑っていた。人生って面白い、と思った」(竹部さん)

 「格差社会を是正せよ。身長の格差は当店で。人は見た目が9割だから!」「横綱も、この店も土俵際。出直しセール」。そんな人を食った垂れ幕を一緒に掲げたこともある。

 毎日のように店のテントの真ん中に掲げられ、すっかり古びていった「やめます!」の垂れ幕。いかにも大阪的なユニークな店として、さまざまなメディアで取り上げられた。

「店は第二の故郷」

 しかし、経営が一気に上向くわけではなく、竹部さんは、26年冬ごろから体調を崩し、昨年11月末、ついに閉店を決意した。

 店主が休みがちになり、すっかり荒れてしまった小さな店。正式な閉店日は2月20日と決まったが、このまま名物店がひっそり姿を消すのはあまりにさびしいと、昨年12月から知人ら有志が「オットー応援隊」を作り、店番を買って出ている。

 今月7日には、有志の一人で、近くで司法書士事務所を開業している小山秀司さん(64)が、竹部さんの似顔絵付きの人形を店頭に設置。台風の影響を避けるため、昨年外したまま行方がわからなくなった例の垂れ幕に代え、「もうあかん やめます。」と手書きした自作の看板も一緒に置くようにした。

 竹部さんは閉店後、現在休止しているインターネット販売を再開させるつもりだ。「店は僕の第二の故郷だった。みんな愛してくれて本当にありがとう」と語った。


「もうあかん やめます!」掲げ20年超、シークレットブーツも目玉商品…大阪・西天満の名物靴店が2月、ほんまに閉店
http://www.sankei.com/west/news/160124/wst1601240014-n1.html

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