東芝、元社長らへの請求額拡大 賠償受け取り最大32億円に
2016年1月27日
東芝は27日、不正会計で会社に損害を与えたとして元社長ら5人に損害賠償を求めた訴訟で、請求額を当初の計3億円から大幅に拡大すると発表した。
同日、東京地裁に申し立てた。
案件ごとに連帯責任を求めたため単純合算できないが、最大で計32億円の賠償金の受け取りが可能となる。
金融庁から納付命令を受けた課徴金73億7350万円を納付したことや、決算の修正作業をした監査法人に約20億円を支払ったため、請求額を大幅に引き上げる事態となった。
東芝本社で記者会見した古田佑紀社外取締役は「今後新しい損害が発生すれば、あらためて検討する」と述べた。
http://this.kiji.is/65030001476894727?c=39546741839462401