不法就労助長の疑い 日本語学校会長ら逮捕 1月23日 20時50分
福岡県直方市にある日本語学校の会長らが、留学生に複数のアルバイト先を紹介し法律の上限の時間を超えて働かせていた疑いがあるとして、
出入国管理法違反の疑いで逮捕され、警察は、学費などを確実に納めさせるため不法就労を助長していたとみて詳しく調べています。
警察によりますと、調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、直方市の日本語学校、「JAPAN国際教育学院」の会長の上野末次容疑者(57)と理事長の有村ひとみ容疑者(52)ら3人です。
警察は23日、日本語学校を捜索し、関連する資料を押収しました。
警察の調べによりますと、上野会長らは、去年、ベトナム人留学生らに、
食品工場など複数のアルバイト先を紹介し、法律の上限の時間を超えて違法に働かせていたとして、出入国管理法違反の不法就労助長の疑いが持たれています。
外国人留学生が1週間に働ける時間は法律で28時間以内と定められていますが、上野会長らは、アルバイト先を複数に分散させることで、1 か所ごとでは28時間を超えないようにしていたということです。
警察によりますと、調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。
警察は、上野会長らが留学生に学費などを確実に納めさせるため不法就労を助長していたとみて詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160123/k10010383001000.html