甘利明経済再生相は22日の閣議後会見で、昨日発売の「週刊文春」で金銭授受疑惑が報じられたことについて「1週間以内には記憶の確認をしてお話ししたい」と語り、自身の金銭授受に関する調査結果を来週中に公表する考えを示した。また、「法に反するようなことはしていない」と述べ、閣僚辞任を改めて否定した。
会見で、甘利氏は「私の記憶と(週刊文春の)報道が部分的に違うところがある。今、検証しているところで、ちゃんと説明する」と強調した。千葉県の建設会社関係者と大臣室や地元事務所で面会し、現金を受け取ったと報じられたことについては明言しなかった。ただ、今回の指摘以外に大臣室で現金を受け取ったかどうかを問われると、「それはない。お菓子とかはよく持ってくるが、それだけです」と否定した。
甘利氏の秘書が建設会社の総務担当者から500万円を受け取りながら、政治資金収支報告書には計200万円しか記載がないことについては、「秘書の件は私は全く知らなかった。専門家も交えて正確に検証したい」と話した。
秘書の現金授受を含めた第三者による調査結果の公表時期について、甘利氏は「いつまでというのは全く見えない。できるだけ急いでもらいたい」と述べるにとどめた。
残り:342文字/全文:863文字
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Q3K78J1QUTFK004.html