イスラエル国防相、ISISとイランを比べるとISISの方が数段マシ
Posted 16 hours ago, by Joseph Hoffman
イスラエルのモーシェ・ヤアロン国防相は18日に行われた講演の席上で、「ISISとイランのどちらが好ましいか」という
質問に対して「ISISの方がマシ(I would prefer Islamic State to Iran)」と答え、イスラエルにとっての中東地域での
最大の脅威はイランであるとの見解を示したことがTimes of Israelの報道で明らかとなった。
イスラエルはこれまでもイランを国家安全保障上の最大の脅威と見なしてきたこともあり、今回のヤアロン国防相の
発言には新機軸はないが、欧州諸国を中心にISISの脅威論が強まっているなかでの「ISISの方がマシ」発言は、
欧米諸国からはやや驚きをもって迎えられている。
その上でヤアロン国防相は、ISISとイランを比べた場合、なぜ、イランが最大の脅威であり続けるのかという理由に
ついては、「ISISはイランのような共和国体制を築く能力は持ち合わせてはおらず、イスラエルに対して明確な敵意を
むき出しにしているイランのような脅威にはなり得ない」と述べた。
(中略)
ヤアロン国防相は、最近のイスラムの動きについては「もちろん、すべてのイスラム教徒(ムスリム)がテロリストで
あるは言えないが、今日においてテロリストと呼ばれている集団のほとんどはイスラム教徒(ムスリム)であり、そのことを
無視してはならない」と述べ、西欧諸国のイスラム教徒に対する認識は甘すぎるとの考え方を示した。
http://www.businessnewsline.com/news/201601201217540000.html