先週金曜日には参議院予算委員会が安倍総理と全閣僚が出席して開会され、私も1時間余り質疑に立った。その中で印象に残ったことをいくつか雑感のように書いておく。
(2016年1月15日(金)の予算委員会インターネット審議中継はこちら→http://goo.gl/eHnl8d)
①国会を召集しなかった問題について
まず昨秋に野党が「衆参いずれかの院の4分の1以上の議員が要求したら臨時国会を召集しなければならない」という憲法53条の規定に基づいて国会召集要求をしたにもかかわらず、政府・与党に無視・黙殺をされた問題について質問した。
政府側は「憲法には"召集しなければならない"と書いてはあるが"何日以内に"という期限は書いてない。だからすぐに召集しなくても憲法違反ではない」という論法。屁理屈のような論法だが、そこで「何日以内に召集するのが適当なのか」と聞くと「合理的な期間の範囲内」だと言う。まあ確かに要求があったら翌日に召集というわけにもいなかいだろうから、一定の日数が掛かるのは仕方ないかもしれない(だから自民党自身の憲法改正草案では20日以内にすべきだとしている)。
そこで今回のように野党の国会召集要求から実際の国会召集までが75日もかかった場合でも「合理的な期間の範囲内」といえるのですかと質問をすると、安倍総理は「そういうことでございます」と答弁・・・これには唖然。
以下ソース
http://www.huffingtonpost.jp/kenichi-mizuno/committee_b_9015524.html