東日本大震災の発生から4年10か月になり、警察がこれまでに確認した死者と行方不明者は1万8457人となっています。また、避難生活などで亡くなったいわゆる「震災関連死」は国のまとめで3000人以上と、「関連死」を含めた震災による死者と行方不明者は2万1000人を超えています。
警察庁によりますと、警察によって死亡が確認された人は、宮城県が9541人、岩手県が4673人、福島県が1613人、茨城県が24人、千葉県が21人、東京都が7人、栃木県と神奈川県がそれぞれ4人、青森県が3人、山形県が2人、北海道と群馬県がそれぞれ1人で、合わせて1万5894人となっています。
死亡した人の99%は身元が確認されましたが、依然として76人の身元が分かっていません。
また、警察に届け出があった行方不明者は、宮城県が1237人、岩手県が1124人、福島県が198人、千葉県が2人、青森県と茨城県がそれぞれ1人で、6つの県で合わせて2563人となっています。
一方、復興庁によりますと、避難生活による体調の悪化などで亡くなったいわゆる「震災関連死」は去年9月末現在で、福島県で1979人、宮城県で918人、岩手県で455人、茨城県で41人、千葉県で4人、神奈川県と長野県でそれぞれ3人、山形県で2人、東京都と埼玉県でそれぞれ1人の、少なくとも合わせて3407人となっています。福島県では、「震災関連死」で亡くなった人が津波など震災の直接の影響で死亡した人の数を上回っています。
これで、東日本大震災による死者と行方不明者は「震災関連死」を含めて少なくとも2万1000人を超えています。
ソース
震災関連死含めた死者不明者 2万1000人超 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160111/k10010367311000.html