インターネット接続回線の業者変更をめぐるトラブルが増えている。昨年2月からNTT東日本と西日本の
光回線を使ったサービスを他業者が提供できるようになったことに伴い、兵庫県への相談は9~11月だけ
で100件に上る。電話だけで契約が成立するため、後で業者変更に気付く場合が多い。解約に高額な
費用を請求されることもあり、県などが注意を呼び掛けている。
昨年2月、NTT東、西による光回線の「卸売り」が始まったことに伴い、別業者のサービスに乗り換える
「転用」が可能になった。兵庫県生活科学総合センターによると、転用に関する相談は昨年2~11月で
171件。国民生活センター(東京)によると、全国的にも増えているという。NTT東、西からの電話と勘違い
し、転用の意味が十分分からないまま契約するケースが目立つ。
通信サービスの契約にはクーリングオフ(無条件での解約)が適用されない。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201601/0008708105.shtml