【next生物】カメレオンの舌、重力の264倍で加速と判明 ID:O0lYQlXA

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/01/09(土) 11:25:38.47 ID:O0lYQlXA

カメレオンの舌、重力の264倍で加速と判明

 カメレオンは、体の色を巧みに変えられるほか、粘着力のある長い舌を素早く伸ばして昆虫を捕ることで知られる。

 今回、カメレオンの舌が飛び出す際の加速度が最大で重力の264倍に達することが、米ブラウン大学で脊椎動物の形態学を研究するクリストファー・アンダーソン氏の研究で判明。科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。「こんな高い数値は予想外でした。実に驚くべき能力です」とアンダーソン氏は話す。

 カメレオンの早業の秘密は何なのか。アンダーソン氏らのチームによれば、舌の内部にある弾力性を持った特殊な組織にあるという。

 普段はアコーディオンのように折りたたまれているが、狩りの体勢に入ると別の筋肉を使ってこの組織を引き伸ばす。

 カメレオンが筋肉を解放すると、弦を引く手を離したときのように、弾力のある組織が一気に縮んで矢のように舌を飛ばし、獲物を捕らえる。この組織は特殊な構造のおかげで、通常の筋肉の3倍程度の力を発揮できるという。

 カメレオンの舌は、平均して体長の約2倍の長さだ。人間なら約3~4メートルの舌を持っていることになる。

 人の親指に楽に乗るくらいの小柄なカメレオンでも、大きな種と同様のスピードとパワーで舌を飛び出させることができるのか、アンダーソン氏はカメレオンが昆虫を捕食する様子をハイスピードカメラで撮り、詳しく調べた。

 タンザニアに生息する絶滅危惧種で、今回の実験に使われた中では最小のロゼット・ノーズド・カメレオン(学名:Rhampholeon spinosus)の舌の加速度は、最大で重力加速度の264倍にもなった。車なら、停止した状態から時速90キロを超えるまで、100分の1秒間で加速できることになる。

「並外れたスピードです。爬虫類、鳥類、哺乳類といったあらゆる有羊膜類の中で、加速度も力も最大です」と、アンダーソン氏は話す。

「舌を弾丸のように“発射”するにはかなりのエネルギーが必要ですが、狩りのために全身を動かす場合のデメリットに比べれば、カメレオンにとってはやる価値のあることなのでしょう」とアンダーソン氏は付け加えた。

 その選択は正しいようだ。長年カメレオンを観察し続けてきたアンダーソン氏は、「いったん獲物に狙いを定めたら、カメレオンはまず取り逃がしません」と語った。

全文はこちら http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/010700004/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/15/082400008/082400003/ph1.jpg


このIDをNGリストに追加する

今後このIDの書き込みやスレッドを表示したくない場合、以下のボタンをクリックしてください。
NGリストに追加

このスレッドは過去ログです。