パリで警察署に押し入ろうとした男を射殺
1月7日 21時36分
フランス・パリで7日午前、警察署に押し入ろうとした男が警察官に射殺されました。7日は去年、パリで新聞社が
イスラム過激派の男らに襲撃されてからちょうど1年に当たり、パリでは再び緊張が高まっています。
7日午前、パリ北部の警察署に男が押し入ろうとして警察官に射殺されました。フランス政府によりますと男は
ナイフと自爆装置のようなものを持っており、襲撃の際にアラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」
と叫んでいたという情報もあるということです。
フランス政府は、今の段階でテロかどうかは判断できないとしていますが、警察は現場を封鎖して男の身元や詳しい
状況を調べています。また、警察の関係者は自爆装置のようなものは偽物だったと話しています。
事件のあった現場は、パリ北部にある北アフリカからの移民が多い住宅街で、パリ市内でも最も犯罪が多い地域
として知られています。
7日は、去年パリの新聞社「シャルリ・エブド」の本社にイスラム過激派の男たちが押し入って銃を乱射し、12人が
犠牲になった事件から1年に当たります。
今回の事件を受けて現場近くの学校は児童や生徒らが屋外に出ることを禁じる措置を取っているほか、地下鉄も
一部運行が休止されるなど、パリでは再び緊張が高まっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160107/k10010364611000.html