【ドバイ=久門武史】イラン外務省は7日、サウジアラビア軍機がイエメンの首都サヌアにあるイラン大使館を攻撃したと表明した。サウジは隣国イエメンに軍事介入している。イラン外務省報道官は「サウジは大使館建物の損害と職員の負傷について責任を負う」と批判した。サウジ軍報道官はイランの主張について調査中だと述べた。ロイター通信が伝えた。
イスラム教スンニ派のサウジが2日にシーア派の宗教指導者ら47人を処刑したのを受け、シーア派国家のイランでは抗議する群衆が首都テヘランのサウジ大使館を襲撃した。サウジは3日、イランと外交関係を断絶している。
サウジを中心とするスンニ派諸国は2015年3月、イエメンで台頭したシーア派武装組織「フーシ」を標的にイエメンへの空爆に踏み切り、軍事介入を始めた。サウジはイランがフーシを支援していると批判している。
ソース
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM07H8K_X00C16A1FF2000/
※なお、NHKの21時ニュースの速報でトップ扱い詳しいことは現時点では不明