[30日 ロイター] - 男子ゴルフの元世界ランク1位、タイガー・ウッズ(米国)は30日、40歳の誕生日を迎えた。かつては多くのファンがメジャー通算18回の優勝、ツアー通算82勝の記録に並ぶのは時間の問題だと考えていたが、残された時間は少なくなってきた。
ウッズはメジャー制覇回数こそ2008年から14で止まっているものの、2013年にはツアー5勝を挙げ、15回目の優勝にはまだ期待がかかっていた。しかし2014年に腰を痛めて手術してからはまともにプレーできず、さらに2回の手術を受けるに至っている。
今ではメジャー記録どころか、ツアーで再び勝てるかどうかという問題となってきたが、ウッズは今月、タイム誌に「たとえ二度とプレーできなくても、子供たちと有意義な時間を過ごしたいと思う」と話すなど、引退の可能性とも向き合っているもよう。「このまま終わるつもりはない」と語りながらも、「そうなってしまったなら仕方がないと納得できるようにはなった」とも述べている。
1965年以降に行われたメジャー204回のうち、40歳以上の選手の優勝はわずか18回。ウッズにとっては厳しい条件が残る。
http://jp.reuters.com/article/woods-idJPKBN0UE07H20151231