シリア難民を中傷するイラストをフェイスブックに投稿したとして、
批判を集めた漫画家・はすみとしこさんの
著書『そうだ難民しよう!はすみとしこの世界』(青林堂)が
発売されたことをうけて、
その刊行に抗議の声をあげている出版関係者の団体と市民団体が
12月21日、東京・永田町の参議院議員会館で記者会見を開いた。
はすみさんのイラストをめぐる騒動は今年9月に起きた。
はすみさんは、シリア難民の少女をモデルにした
「他人の金で楽に生きたい。そうだ難民しよう!」
という文章を添えたイラストを自身のフェイスブックページに投稿した。
その後、「差別表現だ」という非難が殺到すると、投稿を削除したが、
12月19日に発売された著書では、問題となったイラストの一部に
手を加えたものを掲載している。
●「ナチスのやり方を再生産したものだ」
この日の会見は、
出版関係者有志の団体「ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会」(BLAR)と、
市民団体「のりこえねっと」が開いた。
はすみさんの著書刊行を前に、BLARは11月18日、
書店や出版業界団体に「配慮」をもとめる抗議声明を発表している。
https://www.bengo4.com/internet/n_4087/