“若者の神”も登場、18歳選挙権 秘策は?
来年夏の参議院選挙から選挙権が18歳以下に引き下げられることから、各党とも若い有権者のニーズをどうとらえるかが課題となっています。
民主党は若者に人気のモデルをゲストに招いた集会を開き、取り込みに必死です。
「(政治は)苦手分野だったんですけど、討論会があるので、(政治について)勉強したら、ちょっと興味わいてきていいかも」(RaMuさん、18歳)
民主党が高校生を対象に企画した23日の集会。
ゲストには人気雑誌のモデルや「LINEの神」と呼ばれる高校生などが並びました。
「政治とか選挙は、あんまり興味ないんですけど、選挙には行きたいと思っている」(紗蘭さん、18歳) 「学校の校舎が補修工事しませんでした?」(民主党 枝野幸男 幹事長) 「あ~しました~」
「神戸に20年前に大地震があって、それを受けて学校の校舎が地震で倒れたら大変だっていって、そこから政治が決めて、皆さんに関わっているんですよ」(民主党 枝野幸男 幹事長) 「へぇ~」
「投票しないと罰ゲームがあるのかなと思うし、逆に投票したら何があるのかなって」 (紗蘭さん、18歳) 「十何票差ぐらいで当落が決まることがある。1票が大きな意味を持つこともある」(民主党 枝野幸男 幹事長) 「私の1票も強い1票なんですね」(紗蘭さん、18歳)
「仮に自分のスマートフォンで簡単にタップして選挙できるようになったとしても、興味ない人は選挙しないと思うんですよ」(黒川祐希さん、16歳)
新たに有権者となるおよそ240万人をいかに取り込むかが、目下の課題なのです。
自民党も若者対策に乗り出しています。
都内の大学で開かれた学生との意見交換会。若者の本音を聞くと・・・
「なんで自分たちがこんなに大きな負担をしなきゃいけないんだというのが率直な気持ち。シルバーポリティクス(高齢者の意向を強く反映した政治)みたいな感じになってしまう。大きな不満になってしまう」(大学生)
高齢者重視の現在の政策に対し、批判の声があがりました。
「もう少し若い人たちに政策の目を向けてくれという自然の感情があると。非常に重いものとして受け止めていかなきゃいけない」(自民党 牧原秀樹 青年局長)
若い有権者の心をつかむのは、どの政党なのか。模索が続いています。(23日16:20)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2665200.html