【12月23日 AFP】来年の米大統領選で共和党の指名獲得争いで首位に立っているドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、民主党のライバル、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏に対し、自身が造り出した下品な言葉を投げかけ、またも女性を差別する発言をしたとして非難の矢面に立たされている。
問題の発言は、21日夜に開いたミシガン(Michigan)州の選挙集会でのもの。トランプ氏のクリントン氏に対するあざけりは今回、性的に露骨で個人攻撃の色合いを帯びたものになった。
クリントン氏が2008年の大統領選での民主党指名争いでバラク・オバマ(Barack Obama)現大統領に敗れた当時を振り返ったトランプ氏は、ユダヤ人の言語であるイディッシュ語で「男性器」を意味する「シュロング」を使い、「彼女(クリントン氏)は勝つと思われていたのに、シュロングされた。つまり負けたってことだ」と述べた。本来は名詞の「シュロング」を、「負かす」という意味の動詞に使ったとみられる。
歓声を上げる支持者らを前にトランプ氏はさらに、19日に行われたテレビ討論会で、トイレ休憩後のクリントン氏が遅れて戻ったことに言及。「彼女がどこに行ったかは分かっている。ああ気持ち悪い。口にしたくもない」「いや、気持ち悪すぎる。言わないでくれ、へどが出る」とまくし立てた。
以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3071204