忘年会シーズンに合わせて、東京・多摩西部を中心に路線バスを運行する西東京バスが、JR中央線の
中央特快最終電車で終点の高尾駅にたどり着いてしまった乗客を“救済”するバスの運行を始めた。
昨年、最終電車の到着に合わせ、乗り越し客を宿泊施設や深夜営業の店が多い八王子市市街地まで
送り届けるサービスを実施したところ、料金は日中の倍の880円ながら、7日間で計約150人が利用する
など好評だったという。今年は12、19、23、26日の土曜日、祝日のそれぞれ未明に運行することにし、
12日は6人、19日は24人が利用した。
「感激した。生きていればいいことあります」。寝過ごした乗客を乗せるバスを見つけると、八王子市の男性
会社員(45)はご機嫌で語り出した。忘年会でワインを飲み過ぎ、2駅前の八王子駅で降りるはずが、
寝過ごしてしまったという。
http://toyokeizai.net/articles/-/97582