フロリダ州政府柑橘局はこのほど、「グレープフルーツの脳機能に与える影響」についての研究結果を発表
した。ホットグレープフルーツジュースを摂取すると、脳が活性化し集中力がアップすることがわかったという。
被験者は、22~23歳の健康な男女6名(男性4名、女性2名)。被験者には、「水(常温10℃以下)」
「グレープフルーツジュース(常温10℃以下)」「ホットグレープフルーツジュース(約60℃)」の3種類を3分間
かけて摂取してもらい、その後クレペリン検査用紙を用いて1桁の数字の足し算を実施した。
実験の結果、計算問題達成数は、ホットグレープフルーツジュースを摂取した時が一番多くなることが
わかった。常温の水と常温のグレープフルーツジュースの間には、大きな差は見られなかった。
計算中は、光トポグラフィー検査装置を用いて、脳の血流量も測定。グレープフルーツジュース摂取の
場合は、常温、ホットどちらでも、前頭葉の脳血流量が増え、脳が活性化する様子が観察できた。常温
では、立ち上がりが速く、ホットではじわじわと立ち上がり効果が持続するという違いも明らかとなった。
http://news.mynavi.jp/news/2015/12/17/402/