アフリカ大陸東部に位置するウガンダ共和国に暮らす15歳のキャサリンさんは、生理用ナプキンが買えず、ボロ布を代用している。
「スカートに血がついてしまうことがあります。歩いているときにボロ布が外れてしまうことも多いです。学校でからかわれるのが嫌だから、生理中は学校には行けません」
16歳のモーリーンさんもボロ布を代用している。
「私は15歳のときに初潮を迎えました。母には相談しなかったけれど、生理がきてとても驚きました。
友だちに布を使うように教えてもらって、古いボロ布を裂いて使いました。布がズレたり漏れたりするのが不安で、生理中はへっぴり腰で歩いてしまいます」
ウガンダでは生理についての理解が乏しいばかりか、生理中の女性に差別的な印象を持つ傾向にあり10代の女の子にとっては、大きなストレスとなっている。月経が始まった女の子たちの約11%が性差別やいじめが原因で学校を中途退学するという。
使い捨ての生理用品を使っている女性は、世界では1割程度だという。日本人は当たり前に使っているが、世界的にみると実は高級品なのだ。
国際NGOプランは、貧困地域の中でも、底辺に置かれがちな女の子に目を向け、「Because I am a Girl」というグローバルキャンペーンを実施している。
生理を気にして学校に来ない女の子たちがもっと多く教育の機会を得て就学率が向上すれば、貧困問題を解決し、さらに、子どもたちが能力を発揮できる世界をつくることができる―――それが本キャンペーンの目的だ。ささやかな寄付によって、世界の女の子に「知識」という大きな力を届けることができる。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/17/plan-japan_02_n_8779084.html
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