サッカー日本女子代表の元主将で、2011年女子W杯初優勝の立役者となった澤穂希選手(37)=INAC神戸=が16日、所属するマネジメント会社を通じて現役引退の意向を表明した。17日に東京都内で記者会見を開く。
澤は読売ベレーザ(現・日テレ)に所属していた15歳で日本代表に初選出され、1996年アトランタ五輪に出場。米国のチームでもプレーするなど、長年にわたり、女子サッカーのパイオニア的存在だった。
2008年の北京五輪は4位。主将を務めた11年W杯ドイツ大会では、大会最優秀選手と得点王になる活躍で日本を初優勝に導き、チームは国民栄誉賞を受賞した。翌12年1月、男女を通じて日本で初めて国際サッカー連盟(FIFA)の世界最優秀選手に選出された。
12年ロンドン五輪銀メダル、今年のW杯カナダ大会準優勝に貢献。今年8月には、元Jリーガーの辻上裕章さんとの結婚を発表した。
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