3万円臨時給付金、了承見送り…自民の合同会議
自民党の厚生労働部会などの合同会議は16日、所得が低い65歳以上に支給する臨時給付金(1人あたり3万円)について、了承を見送った。
目的が不明確との指摘や、高齢者を優遇することへの批判が相次いだためで、稲田政調会長に出席を求め、改めて部会を開催することになった。
出席した小泉進次郎農林部会長は「考え直すべきだ。政治的メッセージは何なのか、私は見えない」などと強く批判。
他の出席者からも「バラマキのイメージが先行し、参院選にマイナスだ」「消費に回るか検証すべきだ」との声が上がった。
部会では稲田氏に一任してはとの提案もあったが、「これだけ反対が多い中で(一任すれば)、部会の権威にかかわる」などとして了承を先送りした。
2015年12月16日 18時43分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151216-OYT1T50068.html