ペットのイノシシ逃げ3人けが…飼い主書類送検
香川県丸亀市で6月、飼っていたイノシシ(体長約1・5メートル)が逃げだし、男女3人を襲って重軽傷を負わせたとして、香川県警丸亀署は14日、近くの飼い主の会社員(58)とパート従業員の妻(60)を過失傷害の疑いで丸亀区検に書類送検した。
調べに対し、夫婦は「逃げるとは思わなかった。管理が不十分だった」と容疑を認めているという。
同署によると、夫婦は自宅の庭で鉄製の檻おりに入れて飼っていたが、イノシシは6月5日に出入り口を壊して脱走。翌6日午前7時頃に近くの男女3人の脚にかみつくなどし、3週間から2か月のけがを負わせた疑い。檻の出入り口はちょうつがいで固定され、成長したイノシシを飼うには強度が不足していたが、夫婦はそのまま適切な管理を怠っていたという。
イノシシは現在も見つかっていないが、DNA鑑定で襲われた現場と檻に残っていた体毛や唾液が同一のものという結果が出た。
夫婦は約5年前から、知人にもらったイノシシの子供をペットとして育てていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151215-OYT1T50032.html