トランプ氏所有ビルのHPにサイバー攻撃か
12月12日 10時51分
来年のアメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党から立候補しているトランプ氏がテロ対策としてイスラム教徒のアメリカへの入国を禁止すべきだと主張するなか、トランプ氏が所有しているビルのホームページが一時的に接続できなくなり、国際的なハッカー集団「アノニマス」を名乗る団体が犯行声明を出しました。
アメリカ大統領選挙で野党・共和党から立候補していて、現在支持率がトップのトランプ氏は今月、カリフォルニア州でイスラム教徒の男女2人が銃を乱射して14人が殺害されたテロ事件を受け、イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止すべきだと主張しています。
こうしたなか、ニューヨーク中心部にあるトランプ氏が所有している68階建てのビル「トランプタワー」のホームページが11日、一時的に接続できなくなりました。
これについて、国際的なハッカー集団「アノニマス」を名乗る団体が、ツイッターで「差別に反対するためだ」とする犯行声明を出しました。
この団体は9日にインターネット上に動画を投稿していて、この中で白い仮面を着けた人物が、「過激派組織IS=イスラミックステートはイスラム教徒が悲しめば悲しむほどイスラム教徒を勧誘できると考えている」として、トランプ氏の主張を非難し、サイバー攻撃を仕掛けると警告していました。
「アノニマス」を名乗る団体はパリで起きた同時テロ事件のあと、ISに対してもサイバー攻撃を仕掛けると宣言しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151212/k10010338931000.html