Mozillaが2013年以来大きなフォーカスとともにプッシュしてきたモバイル向けOS「Firefox OS」の開発の打ち切りを明らかにした。「最善のユーザー体験を提供することはできなかったため」と説明しており、開発、そしてキャリアからの提供は中止するという。
【本格的なデビューから3年弱 Firefox OSは開発を打ち切る】
Mozillaがウェブブラウザーに並ぶ一大ムーブメントを、として取り組んできた「Firefox OS」の開発が打ち切りとなった。発表されたのは、米フロリダ州オーランドで開催中の開発者イベント「Mozlando」においてでTech Crunchなどが報じた。その後、Mozilla Japanもこれを認めた。
Mozillaによると打ち切りの背景として、「ローエンドのスマートフォンから、HDTVまでスケールすることで、Firefox OSはウェブの持つ柔軟性を証明した」と効果をアピールしながらも、「最善のユーザー体験を提供できなかった」としている。OSの開発を中止するほか、キャリアが行なっている端末の提供も中止となる。
「Mozillaは、Firefox OSがウェブプラットフォームに加えた利益に誇りを持っており、コネクテッドデバイス間のユーザー体験に関する試みは続けて行きます。私たちは全てのものをオープンソース体制で開発し、ユーザ体験を第一にエコシステムが発展できるようなツールを作っていく」としている。
以下ソース
http://ascii.jp/elem/000/001/089/1089899/