組事務所撤退に市が１億２千万円…土地建物取得
2015年12月04日 22時19分
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茨城県守谷市にある指定暴力団松葉会の事務所を撤退させるため、同市が土地と建物を１億２０００万円で取得することが４日、決まった。
土地の取得費や建設費を負担していた組幹部に、登記上の所有者が１億２０００万円を支払う代わりに、松葉会が事務所から全面撤退する内容の和解が同日、東京高裁（奥田正昭裁判長）で成立した。今後、同市が所有者から同額で買い取る。
所有者の代理人弁護士によると、２０１６年２月２６日までに明け渡しなどが行われる。
組事務所に使われている「松葉会会館」は１２年９月に完成し、翌１０月に同県警が暴力団事務所として使われていることを確認した。同組幹部は「土地と建物を得る際、暴力団の身分を隠すために名義を借りただけ」として所有権を主張し１３年７月に提訴した。１審の水戸地裁龍ヶ崎支部は１５年５月、訴えを退ける判決を言い渡し、組幹部が東京高裁に控訴していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151204-OYT1T50174.html
茨城）松葉会会館の所有権巡る訴訟 組幹部側が控訴
2015年5月29日03時00分
指定暴力団松葉会が使用している「松葉会会館」（守谷市大木）をめぐり、松葉会系暴力団幹部（５９）が登記上の所有者である建設会社とその社長（５８）に対し、土地と建物の所有権の移転を求めた訴訟で、暴力団幹部側は、請求を棄却した水戸地裁龍ケ崎支部の判決を不服として、東京高裁に控訴した。控訴は２７日付。
判決では、両者の間で、社長側が土地と建物を取得し、幹部側に所有権を移転する委任契約があったものの、工事などが終わった時点で改めて移転について合意する内容と理解すべきだと指摘。そうした合意はなく、社長らが契約解除の意思を示したことから、所有権を幹部に移転する義務は消滅したと認定した。
http://www.asahi.com/articles/ASH5X4F8XH5XUJHB008.html
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指定暴力団松葉会の集会施設「松葉会館」＝守谷市大木
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