「テロ繰り返させない」…首相、仏劇場前で献花
2015年11月30日 10時36分
【パリ=田島大志】安倍首相は29日夜(日本時間30日朝)、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21=気候変動パリ会議)出席のため、パリ南部のオルリー空港に到着した。
首相はパリ同時テロで最も多くの犠牲者が出た劇場「バタクラン」前に直行し、献花台に花を供えて、5秒間近く深々と一礼した。
首相は献花後、記者団に「犠牲となられた方々に哀悼の誠をささげた。試練の時を迎えたフランスと、日本は常にともにある」と述べた。その上で、「(献花された)花束一つ一つに悲しみと平和や自由への切なる思いが込められていると思った。二度とこうした悲劇とテロを繰り返させてはならない」と強調した。
首相は30日のCOP21首脳会合で演説するほか、フランスのオランド大統領、インドのモディ首相らと個別に会談する。12月1日までパリに滞在する予定だ。