冬のボーナス見送り 北海道電力、「生活支援金」は大幅増
北海道電力は24日、2015年度の冬季賞与(ボーナス)の支給を見送ることで労働組合と妥結したと発表した。
ボーナスの支給見送りは電気料金を再値上げした昨年冬から3回連続だが、今冬は社員の生活に配慮して支給している「生活支援金」を大幅に増額する。
支給水準は見送り以前より高くなる見通しだ。
北電は支援金増額について「社員の意欲を高め、優秀な人材を確保するため」と説明している。
北電は泊原発の再稼働が見えない中、13年9月に電気料金を大幅値上げしたことを受け、経営効率化の一環として13年度の冬季賞与を12年度比4割削減した。
14年11月には料金を再値上げしたことで同年冬からボーナスの支給を見送る一方、支援金を支給している。
昨年冬は月給1カ月分で、今冬は月給1・4カ月分を支給する。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0205708.html