↓こういうとこしっかり取り上げろよ。
◆ニコ動会長 川上「釣った魚にはエサはやらない」
「リア充の居心地しか考えない」
「ユーザーからは確実に嫌われるけど、それはいい」
川上 うちの基本姿勢は「釣った魚にはエサはやらない」ですね。
── なんですかそれは。
川上 リア充の居心地しか考えないってことです。ぼくたちはユーザーがほんとに何を求めてるのか考えてるんですが、そこで本当の幸せは何か。ニコ動の居心地がよかったのは「リア充に見てもらえたから」なんですよ。
“ネット発の暴動”が起きない環境をつくるため
「リアルの人がネットを見てくれていると感じる」という状況を作る
── ネット原住民の幸せは「リア充に見てもらうこと」なんですか?
川上 ネット原住民には、ニコ動が「自分たちのもの」だけという錯覚がありましたけど、彼らが望んだとおりのものになったら「あれっ」という場所になっちゃう。リア充たちが居続けることがネット原住民にとっての幸せなんですよ。
── てっきり、インターネットにどっぷり浸かっている人の声を一番に汲んで設計するものなのだろうと勝手に思ってしまっていました。
川上 ニコ動が存在することで相当な人の心を救っている、そっちのほうが大事ですよね。ニコ動の環境そのものが、ある種の奇跡みたいなものなので。まあユーザーからは確実に嫌われるけど、それはいいやと。