ハリウッドスターがHIV(エイズウイルス)感染。米俳優、チャーリー・シーン(50)の告白に驚いた人も多かっただろうが、実はいま、日本国内で、ある性感染症が広がり、関係機関が注意を呼びかけている。専門家は「原因の1つに風俗産業の変化が関係しているのでは」と話す。もうすぐ忘年会シーズン。酒の勢いで夜の街に繰り出し、痛い目に遭わないともかぎらない。
「カレシの元カノの元カレの元カノの元カレ」
約10年前、こんなナレーションが続く公共広告がテレビで放送されていたのをご記憶だろうか。世の中にHIV検査の必要性を訴えたそのインパクトは絶大で、CMは放送批評懇談会主催の「ギャラクシー賞」の大賞を受賞している。
こうした啓蒙活動の効果もあって、それまで増加の一途をたどっていた国内の新規HIV感染者数は2008年の1126件をピークに、現在はほぼ横ばいの状況が続いている。
このHIVとは対照的に近年、増えているのが梅毒。国立感染症研究所の報告によれば、昨年12月29日から今年の10月25日までの症例数は2037件で、前年同時期の1・5倍に増加。なかでも20~24歳の女性は2・7倍に急増した。同研究所は「注目すべき感染症」として警鐘を鳴らしている。
(中略)
死亡する例はまれだというが、恐ろしい病気であることは変わりない。なぜ、梅毒は増加傾向にあるのか。風俗業界誌編集者の推測はこうだ。
「ここ数年で激安風俗が増えたことが挙げられるのではないか。店舗型にしてもデリヘルにしても、名の通った老舗や高級店は、変な噂が立つのを防ぐ意味も含めて、従業員女性の性病検査を定期的に行ってきた。ところが、『風俗は稼げる』と安易に考えて新規参入してきた事業者のなかには、衛生面をおろそかにしているところもある」
以下ソース
http://news.livedoor.com/article/detail/10859983/