官房長官、南シナ海への自衛隊派遣に含み
菅義偉官房長官は20日の閣議後の記者会見で、南シナ海での自衛隊活動について「情勢が日本の安全保障に与える影響を注視しながら十分に検討していく」と述べ、
将来の派遣に含みを残した。ただ現時点では「自衛隊は南シナ海で継続的な警戒監視はしておらず、具体的な計画もない」と語った。
これに関連して岸田文雄外相は「米国の『航行の自由作戦』に参加する具体的な計画はない」と指摘した。
同時に「政府開発援助(ODA)による能力構築支援や、防衛装備協力支援をシームレスに組み合わせ、関係国を支援する」とした。
中谷元・防衛相は20日、南シナ海での自衛隊活動に関して「今後とも2国間、多国間による共同訓練、演習を推進する」と記者団に述べた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS20H0T_Q5A121C1EAF000/