障害のある「姉」を山林に置き去りにした 63歳「弟」逮捕 千葉で震災直後
東日本大震災で家が損壊し、約1カ月後の平成23年4月ごろ、同居していた障害のある当時60歳の姉を千葉県 内の山林に置き去りにしたとして、
同県警が18日、保護責任者遺棄容疑で弟の無職男(63)を逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。
姉は遺体で見つかっていた。
捜査関係者によると、男は23年4月ごろ、障害のある姉を同県君津市内の山林に連れて行き、置き去りにした疑 いが持たれている。
2人は同県山武市内で一緒に住んでいたが、東日本大震災の影響で家が損壊したという。
その後は周辺を転々としていたとみられる。
県警は今年10月、窃盗容疑で男を逮捕。
取り調べの中で「姉を置き去りにした。死んでいるのかも分からない」 と供述を始めた。
県警が男の供述を基に捜査した結果、23年4月19日に君津市内の川で見つかった遺体が、男の姉と判明した。
死因は水死とみられる。
http://www.sankei.com/affairs/news/151118/afr1511180015-n1.html