http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151112-00000559-san-pol
共産党の志位和夫委員長は12日の記者会見で、今年で60年となる「55年体制」に関連し、自民党の長期政権を許した背景について「社公合意」と呼ばれる昭和55年の社会党(社民党の前身)と公明党による連立政権構想の合意で、革新勢力が分断してしまったことが要因との見解を示した。
志位氏は、社公合意以前の情勢について「共産、社会両党が国政レベルで革新統一戦線の合意を結び、(自民党政治の転換に向けて)もう一歩のところまでいった」と主張した。その上で「公明党が社会党との合意で『共産排除』路線を決めたことが自民党政治の転換への障害になった」とバッサリ。公明党を暗に批判した。
60年を経た最近の野党間の協力については、自民党の「1強多弱」の中、共産党の存在を抜きにして語れないと言わんばかりに、こう言い放った。
「どこかの政党を除くというのは問題にならなくなり、今は共産党との協力が野党の課題として当たり前になっている。大きな変化を感じる」