「痴漢容疑で逮捕されると、検察に送致されるまでの警察署での48時間が決め手です。このとき警察に対して取る対応によって、裁判にならずに済むかどうかが決まります。
. たとえばここで一部分だけでも認めてしまうと、あとでひっくり返すのは難しくなる。『結果的に手が当たってしまったのかも?』というような譲歩した言い方も危険です。冤罪なら警察に言質を取られるような物言いをしないよう、弁護士と早急に相談する必要があるのです」
実際に対応が早かったことで、起訴を免れたケースもあるという。警察に言い分が認められず起訴され裁判になってしまうと、冤罪でも無罪を勝ち取ることは難しくなることは、「刑事事件で起訴されると有罪になる確率が99%」という事実が端的に示している。
この保険は「発売から申し込みが殺到して、首都圏在住の方を中心に人気」(同社長)だという。満員電車に乗るために保険を払わねばならぬとは、ますますオヤジが生きづらい世の中である。
※週刊ポスト2015年11月20日号