読売と朝日が世論調査結果を発表、内閣支持率が2紙で大きく異なる結果に
2紙の支持率は
読売新聞と朝日新聞が世論調査の結果を発表、安倍内閣の支持率に大きな違いが生じている。 まず両紙の世論調査の結果を見てみよう。支持率調査の他は、似た項目を抽出した。【読売新聞】11月6~8に調査、人数などは不明 安倍内閣を支持する:51%(前回の10月7、8日調査では46%) 支持しない:38%(同45%) 日韓首脳会談の開催を評価する:76% 評価しない:不明 日韓関係が改善する:40% 改善しない:46% 沖縄米軍基地移設で安倍内閣の方針を評価する:43% 評価しない:43%【朝日新聞】11月7、8日に電話調査。3787件中有効効回答数は1849人。 安倍内閣を支持する:40%(前回の10月17、18日調査では41%) 支持しない:41%(同40%) 日韓首脳会談の開催を評価する:75% 評価しない:12% 日韓首脳会談の慰安婦問題の早期妥結について評価する:56% 評価しない:24% 日韓関係改善について安倍首相に期待できる:36% 期待できない:42% 沖縄米軍基地の埋め立て工事の開始を評価する:33% 評価しない:49% 辺野古基地移設に反対する翁長知事を評価する:53% 評価しない:30% 支持率の結果は両紙で大きく異なった。 前回調査日のずれがあるとしても、読売新聞は明確に支持が不支持を上回った。朝日新聞は不支持がわずかに上回っている点と、前回から変動が少ない点が特徴だ。 朝日新聞は、ネットサイトに調査項目を全て明らかにしており「安倍内閣を支持しますか。支持しませんか」と尋ねたようだ。読売新聞は、独特な尋ね方だったのだろうか。
首脳会談を振り返ると
日韓首脳会談については、両紙とも似た数字が出ている。 興味深いのは、朝日新聞の開催を評価(75%)から、慰安婦問題の早期妥結を評価(56%)が少なくなっていることだ。 これまでの首脳会談を振り返ると、ODA(政府開発援助)など、わざわざ手土産を持っていったり、余計な荷物を背負わされたりして終わることが少なからずあったように思う。 しかし今回の日韓(日中でも)首脳会談では、特に日本側に負担になるような事案はなかったようだ。 日韓首脳会談の開催を評価した人の中には、余計な言質を与えなかった安倍総理や、(字面では奇妙ながら)中身のない会談を評価した人も多かったのではないだろうか。
アメリカ軍基地では
沖縄のアメリカ軍基地移設についても、両紙で異なった結果が出ている。 朝日新聞は基地移設に反対する意見が多かったと出ている。翁長知事を評価する回答が多いのも、同じ傾向だろう。 読売新聞では、続報で政府や与党の反応を掲載している。朝日新聞は今日あたり、翁長知事のコメントを載せるのだろうか。
2015/11/10 08:11 IRORIO
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20151110-03605992-irorio