政府、自民党は9日、報道番組のやらせがあったとされるNHKの幹部に対する同党の事情聴取や、総務省による厳重注意を「圧力」と批判した放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に反論した。谷垣禎一幹事長は記者会見で、今後も同様の問題があれば放送局幹部を党に呼び説明を聴く可能性に言及した。野党は「報道介入だ」と強く非難し、政府、自民党の姿勢をただしていく構えだ。
谷垣氏は「やらせをした時にどういう対応を取るか。報道の自由があるから一切、口をつぐんでいるのがいいとは思わない」と表明。今後の問題発生時にも「来てもらって実情を聴くことはある」とした。
http://www.daily.co.jp/society/politics/2015/11/09/0008551174.shtml