もしも、あなたの右腕にホクロがたくさんあったら......。海外メディアが報じた、皮膚ガンのリスクにまつわる驚きの研究結果である。
■早期発見が重要
自覚症状がなく、血液検査の効果も薄い初期のメラノーマを発見には、全身にあるホクロの観察が欠かせない。
ホクロの長径が6ミリを超えていたり、色の濃淡があったり、境界がギザギザといびつな形になっていたりするのが、メラノーマの疑いがある"危険なほくろ"だ。さらに、見慣れた場所にあるホクロが急に大きくなってきたようなケースでは、迷わず皮膚科を受診することを心がけてほしい。
とはいえほとんどの人にとって、体中のホクロの状態をもれなく把握しておくというのは容易なことではない。
しかしこのたび、イギリスの大学が中心となって研究を行ったことで、メラノーマを含む皮膚ガンのリスクを驚くほど簡単に判定する方法が提唱され、海外で話題となっている。
その方法とは、右腕にあるホクロの数を数えるというもの。右腕に合計11個以上のホクロがある場合、体中に100個を超えるホクロが存在する可能性が高くなり、結果として致命的な皮膚ガンのリスクが通常の10倍に上昇する。
ロンドン大学・キングスカレッジの研究者によると、全身におけるホクロの数は、日焼けなどの要因よりもさらに密接に皮膚ガンの発症に関係しているという。
調査はロンドンにある聖トーマス病院(St Thomas' Hospital)で、実に3,500人以上の健康な女性を対象にして行われ、特別な訓練を受けた看護士たちが17カ所に細分された体の部位ごとに、ホクロの数を数えていった。肌のタイプ、髪と目の色やそばかすも、研究のために記録された。
「調査によって、腕にあるホクロの数は、全身にどれだけのホクロがあるのかを伝える目印になることが示されました。私たちはたくさんのホクロをもった人がメラノーマに関して高いリスクを負うことを知っているため、この結論は有益なものになるでしょう」(クレア・ナイト博士)
より長く、健やかな人生を送るために――。腕のホクロを数えた後は、服を脱いで洗面台の前に立ち、背中やお尻に隠れているホクロを探してみるのも悪くはないだろう。
http://news.infoseek.co.jp/article/tocana_40724/
7個。ε-(´∀`*)ホッ