富士通は2015年11月2日、AIに関する知見や技術の新体系「Human Centric AI Zinrai(ジンライ)」
を確立し、各種の商品やサービスへ実装していくと発表した。併せて、AIの活用を専任のコンサルタント
が支援するサービスを2015年12月から開始する。
Zinraiに含まれる研究・知見には、脳科学に関する研究や、人の生活や社会にAIを導入する際の社会
受容性の向上、スーパーコンピューターなどを使ったシミュレーションなどがある。体系化では、それぞれの
要素の連動性までを考慮した。技術分野は大きく 「知覚・認識」「知識化」「判断・支援」の3つに分け
られる。いずれも学習によって高度化してのが特徴だ。
知覚・認識は、5感を使って人の感情や気付き、気配りまでを処理できる感性メディア技術。例えば、
振り込め詐欺の検知、「人の気持ちの理解」による顧客対応サービスの向上と自動化などに適用できる。
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/12970