“下着ドロ”高木大臣クビ必至で囁かれる「橋下氏入閣」の魂胆
「下着ドロ」だけではなく、選挙区内で「香典」支出の公職選挙法違反の疑いまで出てきた高木復興担当相。
もはや辞任は避けられそうになく、官邸も腹を決めているらしいが、問題はタイミングだ。できるだけ支持率に影響しないよう、高木辞任のダメージを薄める方法を画策中。
何とそのウルトラCは、橋下徹氏の入閣だという。
「臨時国会は開かないので、高木大臣の更迭と後任は、年明けの通常国会までに形を整えればいい。ちょうど橋下さんは12月18日に大阪市長の任期が満了する。
本人もその後は『フリーハンド』と言っている。高木復興相と一緒に、カレンダー問題で公選法違反の疑いが持たれている島尻沖縄担当相もクビにして、
橋下さんともう一人ぐらい入閣させれば、不祥事による辞任ではなく、通常国会前の小幅改造ということにできる」(自民党関係者)
橋下氏は市長を終えれば政界引退と言っているが、新党を立ち上げたことで、その真偽は実際、怪しくなってきている。“民間人”としての入閣なら「政治家ではない」と言い張れるから、橋下市長にはうってつけだ。
「橋下さんは新党『おおさか維新の会』の結党大会で、『地方から改革を進めて日本の行政機構、統治機構を変えていく』と発言し、地方分権改革に並々ならぬ意欲を示していました。
そこで、高市総務相を高木さんか島尻さんのポストに横滑りさせ、橋下さんを総務大臣にする。
それなら橋下入閣に意味を持たせられるし、メディアも注目して、高木辞任が目立たなくなるでしょう」(前出の自民党関係者)
自民VS維新の大阪ダブル選挙直前にもかかわらず、菅官房長官が松井大阪府知事と会ったように、官邸は橋下維新と相変わらず蜜月だ。
橋下カードを支持率維持の切り札にしようということだが、臨時国会も開かず、人気取りに腐心する安倍政権は、つくづくどうしようもない。
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