ぐるぐる巻き保育、元従業員「逆らえなかった」
宇都宮市の認可外保育施設「託児室といず」で子どもを毛布で巻いて縛ったとして、当時の施設長が暴行容疑で再逮捕された事件で、県警は元施設従業員の女(52)を暴行容疑で宇都宮地検に書類送検した。
送検は28日付。
女は2013年4月2日、元施設長の木村久美子被告(59)(保護責任者遺棄致死罪で起訴済み)と共謀し、当時1歳2か月の女児と8か月の男児をそれぞれ毛布で巻き、その上からひもで縛る暴行を加えた疑い。2人はぐるぐる巻きのまま床に寝かされていたとみられる。
捜査関係者によると、女は調べに対し、「施設長に指示さ れ、逆らえなかった。スタッフの人数が少なく、元気な子ども がほかの子どもにけがをさせないようにするためだった」と容疑を認めている。
一方、木村被告は「ひもの結び方も知らない。指示はしていない」と容疑を否認しているという。
2015年10月31日
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151031-OYT1T50072.html