大阪女児焼死再審20年ぶり釈放「謝ってもらっても取り戻せない」
大阪市で1995年に起きた小6女児 死亡火災で大阪高裁が23日に再審開始を認める決定を出した母親青木恵子元被告(51)と、同居相手だった朴龍晧 (ぼく・たつひろ)元被告(49)が26日、収監先の和歌山、大分両刑務所から逮捕以来約20年ぶりに釈放された。
高裁決定は確定していた無期懲役刑の執行停止を認めており、期限となっていた同日午後2時すぎに刑務所を出た。
青木さんは大阪市東住吉区の現場で、 亡くなった長女めぐみさん=当時(11)=に「助けてあげられなくてごめんね」と語り掛けた。
さらに逮捕後に長男(29)と離れ離れになったことを挙げ「約20年の期間はいくら謝ってもらっても取り戻せない。息子との時間を奪われたのは警察や検察、裁判所の責任だ」と当初の捜査や公判の在り方を批判した。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/10/27/kiji/K20151027011394350.html