1歳の男の子の顔をマッサージと称してふさぐなどして死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われて
いる上越市のNPO法人元代表の初公判が行われ、検察側は「以前にも同じような行為で乳児を意識
不明にさせるなど危険性を認識していて責任は極めて重い」として禁錮1年を求刑しました。
上越市に本部があったNPO法人の元代表、姫川尚美被告(58)はおととし主催したセミナーで、1歳の
男の子の顔や体をマッサージと称してふさぐなどして死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われています。
その後の冒頭陳述で検察側は「この事件の8年前にも弟子の1人が同様の行為をして乳児が意識不明に
なったことがあり、危険性を認識していた」と指摘しました。また、以前から男の子が泣き叫んでいたにも
関わらず「体のゆがみが治る」などと家族に説明し行為を続けていたということで検察側は「無限の可能性
を持った1歳の子どもの将来を奪った責任は極めて重い」として禁錮1年を求刑しました。
姫川被告は大阪で開いた別のセミナーでも生後4か月の男の子に同様の行為をして死亡させたとして、
ことし8月大阪地方裁判所で執行猶予のついた禁錮1年の判決が言い渡されています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035643801.html