>>18
https://twitter.com/i_saint/status/189374659425345537
こういうの見てもわかるようにブルのAVXは基本的には遅い代物だよ
AVXの売りは256bitベクトル命令を実行できる事なので当たり前といえば当たり前の結果
AMDの言葉を借りれば「FMA4命令でK10と同等の理論値を発揮できる」だけで要するに
ソフトウェア側の対応が無いと旧世代に比べてすら実効、理論性能共に確実にマイナスになる
Intelが再コンパイルしなくても速い、再コンパイルしたらもっと速いアーキテクチャを提案してるというのに
この点保守的な設計に戻ったZenは1コアに1セット、フルスペックの浮動小数点演算器を備えるようになり
理論性能を稼ぐためにFMAを利用する必然性は消えた(勿論状況次第で使えばさらに上を狙える)
結果ZenがIntelの追加したFMA3命令は対応する一方対応アプリ、利用ユーザー共に少ないFMA4とXOPのサポートを止めたのは必然
3DNow古いしサポートやめるよーx87古いし遅くてもいいよねーFMA4とXOPはいまいちだったからやめるよー
こう俯瞰してみるとソフトウェア資産の連続性を訴えてx86-64を提案した会社とは思えないほど
ブルを投入した結果命令の対応で迷走してて結果ソフト屋が命令対応の手間を躊躇する悪循環
もう一つ
ブルはコア間の接続がIntelみたいにコアの増減に柔軟に対応できるリングバスじゃなく
複雑なクロスバーを使っててここが足を引っ張り製造プロセスの進化に迅速に対応できない
相手に比べて製造プロセスの進歩が遅い上に開発にも試験にも時間が掛かる構造を使っては話にならない
まぁこの問題はK10の頃からの宿題だったからブルのせいではないにせよ
結局ブルは悪手だったと断じるしかない
投機的なブルの残骸を寄せ集めて一新されるZenが保守的に纏まってるのが何よりの証拠