三井不動産グループが販売した横浜市都筑区のマンションが施工不良で傾いた問題で、くいを打ち込む
岩盤の深さのデータについて、傾いた建物を含む三棟のくい三十八本に虚偽のデータが使われていたことが
十四日、横浜市への取材で分かった。くいが強固な岩盤に届いているように見せかけたが、実際には八本が
岩盤に届いていなかったり、打ち込んだ深さが不足していた。
市によると、四棟で計七百五戸あるマンション群のうち、十一階建ての一棟が傾いていた。隣の棟と接続する
渡り廊下に二センチ強のずれが生じていたのを、昨年十一月に住民が発見。三井住友建設などは、この建物の
五十二本のくいのうち十本について「敷地内の他の場所で打ち込んだくいの深さのデータを転用した」と市に説明した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/CK2015101502000139.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/images/PK2015101402100119_size0.jpg
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/images/PK2015101502100040_size0.jpg