【BBC】ジンバブエ、ライオンの「セシル」殺害の米歯科医を不起訴に
ジンバブエ政府は、今年7月にライオンの「セシル」を殺害して国際的に非難された米歯科医について、
狩猟許可を合法的に得ていたため、起訴しないと決めたと明らかにした。
ジンバブエのムチングリ環境相は、ウォルター・パーマー歯科医(55)適正な手続きをもとにセシルを狩りで殺したため、
起訴できないと説明。その上で、狩猟許可の手続きを見直していくと述べた
「警察と検察に相談したが、パーマー氏はすべての書類が整っていたからジンバブエに来たのだと分かった」と環境相は述べ、訴追は無理だと分かったと説明した。
「セシル」を殺した当事者として名前が報道されると、
パーマー歯科医の医院と自宅前には連日、狩猟に反対する大勢の人たちが集まって抗議活動を行った。
さらに、妻と娘がソーシャルメディアでたびたび脅迫にさらされているとも述べ、
「無関係の人間をそうやって狙う人の人間性とはどういうものなのか理解できない」と批判している。
パーマー氏は熱心な狩猟家でジンバブエを4回訪問。また訪問するかどうかについては
「先のことはわからないが、いつも素晴らしい狩りを経験できたし、自分はいつもルールに従っていた」と述べていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151013-00010004-bbc-int