ニューヨーク(CNNMoney) 国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長が汚職疑惑でスイス当局の捜査対象になったことを受け、コカ・コーラなどの大手スポンサーが相次いで会長に即時辞任を要求したが、ブラッター会長がこれを拒否する声明を出したことが4日までに分かった。
コカ・コーラは、FIFAが「信頼性と持続性のある改革プロセスに本気で取り掛かれる」よう、ブラッター会長はただちに辞任すべきだと主張。続いてマクドナルド、クレジットカード大手ビザ、「バドワイザー」のブランドで知られるアンハイザー・ブッシュ・インベブも同様の要求を突きつけた。
一方、ブラッター会長は報道担当者を通し、「コカ・コーラは大切なスポンサーだ」としたうえで、「辞任には同意しかねる。今辞めることはFIFAにとって最善の策ではなく、組織改革を促すことにもならない」と述べ、辞任の意思はないと強調した。
ブラッター氏は1998年から会長を務め、今年5月に5選を果たした。6月に辞意を表明したものの、来年2月に予定される次期会長選まではポストにとどまる構えを示している。
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