「モナリザ」モデルの遺骨か、調査チームが伊修道院で発見
[ローマ 24日 ロイター] - イタリアの考古学調査チームは24日、レオナルド・ダビンチが描いた「モナリザ」のモデルとなった女性のものであるとみられる人骨の破片を発見したと明らかにした。
考古学者の多くは、「モナリザ」のモデルがフィレンツェの絹商人フランチェスコ・デルジョコンドの妻、リザ・ゲラルディーニだと確信している。調査チームは3年前、ゲラルディーニの遺骨をみつけるため、彼女が晩年を過ごした修道院に埋葬されていた人骨の発掘調査を始めた。
調査チームが発見した多くの人骨を炭素年代測定法で分析した結果、ほんの一部の人骨破片だけがモナリザが描かれた16世紀初めのものであることが判明した。調査チームを率いるシルバノ・ビンチェティ氏は、埋葬場所の記録文書や科学テストを基にすると発見された人骨はゲラルディーニのものにほぼ間違いないと確信している、と述べた。
ただ、高度な技術を使いDNAを比べるなどしない限り、ゲラルディーニの人骨と確定することはできない、との他の専門家の指摘もある。
そーす http://jp.reuters.com/article/2015/09/25/monalisa-idJPKCN0RP0ES20150925