アードベッグの出した結論としては、ISSで熟成されたのと地球で熟成されたウイスキーの違いは著しく、継続的な分析によってこの異なった風味がどうして生まれたのかを解明していきたいとコメントし、また、今回の実験の結果から新しい風味の発展の可能性を感じたと、未来のウイスキーへの期待に胸を膨らませています。実際のところ、コストや実現性を考えると定期的に宇宙でウイスキーを熟成させるなんてことはありそうもないですが、人間がある日火星にコロニーを作るときがきたら、新しい風味のウイスキーに出会うことができるかも!?
ちなみに、この世界初の試みを祝うための特別なウイスキー「アードベッグ ガリレオ」なんていうウイスキーも発売されていたそうです。また、サントリーもJAXAの協力を得てISSにある日本の実験棟きぼうでお酒がまろやかになる仕組みを研究するべく、ウイスキーを宇宙に送り込む準備を進めていたり、「宇宙はラズベリーのような甘い匂いがするらしい」というウワサを元に「宇宙醤油」なるものが商品化されたりと、未体験な宇宙味への興味がとまりませんね。
source: Ardbeg via BBC via Popular Science
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(junjun)