【モスクワ時事】ロシア軍高官は16日、シリアのアサド政権への軍事支援の一環で進める西部ラタキアの空港改修をめぐり、「あらゆる可能性がある」と述べ、ロシア空軍基地の設置を排除しなかった。
欧米は、ロシアが過激派組織「イスラム国」打倒の名目で軍事介入するシナリオを警戒している。
ベドモスチ紙によると、ロシア国防省筋はこれより先、改修工事は空港が「使用できないほど荒廃した状態」であることが理由だと説明。ただ、ロシアからの物資輸送・搬出にはロシア兵を含む武装した要員が随行しているという。
一方、欧米メディアは、この空港にロシア軍とみられるミル24攻撃ヘリコプター2機、ミル17多目的ヘリ2機が駐機しているのが確認されたと伝えた。T90主力戦車や装甲兵員輸送車など地上部隊が入ったという情報もある。
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