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[ワシントン/ニューヨーク 16日 ロイター] - 米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を現地時間17日に控え、ウォールストリートのトップエコノミストは大いに気をもんでいることだろう。米連邦準備理事会(FRB)がついに利上げに踏み切るのかどうか、各社エコノミストの予想は珍しく大きく割れているのだ。
焦点:今週の米利上げ観測は後退、新興国市場なお警戒モード
FEDウォッチャーは、予想が分かれる理由について、FRBがまちまちのシグナルを送っているため、と分析している。FRBは本当に「経済指標重視」なのか、それとも、中国不安をきっかけとした最近の市場の混乱に影響されているのか。エコノミストらの悩みは尽きない。
シティグループのエコノミスト、ウィリアム・リー氏は「木曜日に予想が外れたら、私のクビは金曜日もつながっているのだろうか」と軽口をたたく。シティは、今週の利上げを予想している。
JPモルガン、ソシエテ・ジェネラル、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチも利上げ派。それに対して、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、ジェフリーズなどは、利上げ見送りを予想する。
利上げ見送り予想派はこの数日で、増加しているようだ。最新のロイター調査では、80人中45人が利上げ見送りを予想した。先週末に実施した前回の調査では、利上げ予想が半数をわずかに上回っていた。